最近、TVのニュースでは、連日、トヨタのリコール問題が取り上げられており、米国では公聴会出席まで発展している。
私は、以前からecoとか、環境とかに関心があり、最近は、「企業の社会的責任(CSR)」についても興味を持つようになりました。(これに関しては、批判的な人も居られると思いますが・・・) これについて、Wikipedia に寄りますと、『企業の社会的責任 CSR: Corporate Social Responsibility は、企業が利益を追求するだけでなく、組織活動が社会へ与える影響に責任をもち、あらゆるステークホルダー(利害関係者:消費者、投資家等、及び社会全体)からの要求に対して適切な意思決定をすることを指す』と、あります。また、企業の経済活動には利害関係者に対して説明責任があり、説明できなければ社会的容認が得られず、信頼のない企業は持続できないとされる。持続可能な社会を目指すためには、企業の意思決定を判断する利害関係者側である消費者の社会的責任、市民の社会的責任が必要不可欠となるといわれる。ともあります。
かつて、”コンプライアンス”と言う言葉が流行した事がありましたが、今や、CSRを知らないと会話について行けないかも知れません。
先に、挙げましたトヨタさんも05.01に掲げた「トヨタ基本理念」から、08.08に改訂しております。また、多くの企業がCSRを掲げ、社会貢献に力を入れるようになって来ております。 一例を挙げれば、私の大好きなビールを製造販売している各社、サントリー・キリン・アサヒさんなどは、「〇〇の森」と称し、ゆかりのある森林や里山を守る為の活動をしています。タバコの製造販売会社である、JTさんも同様、JTの森などもそうですし、「ひろえば街が好きになる運動」として、各所でクリーンアップキャペーンを展開しておられます。 日本の古からの商人達の間で一族に受け継がれている”家訓”として、「多くをむさぼると紛糾のもととなる」、 「職務に由り自己の利益を図るべからず」、「我営業は信用を重じ、確実を旨とし、以て一家の鞏固隆盛を期す」、「三方よし」、「売り手よし、買い手よし、世間よし」などが有名ですが、利益を追求するばかりでは、結果、買い手である消費者からソッポを向かれる事になる。 先のビール会社各社にとって、森は、ビール製造に欠かせない大切な水を供給してくれる場所、昔は里山があり、森や山はそこに住む人達が丁寧に管理されて来ました。今では、林業も後継者不足で、管理をする人が少なくなっております。是非、企業の力でこれらを守って頂きたいと思います。いつかの首相ではありませんが、”美しい日本”の姿を子供達に残してあげたいと思います。
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