唐突ですが、私にとっての故郷(ふるさと)って、ここ!って言う所は、正直、ありません。 これは、非常に悲しい事です。 生まれは、兵庫県神戸市兵庫区鈴蘭台(現、北区鈴蘭台)で、小学校・中学校は、広島県。高校からは、大阪・岐阜・神戸と移動しており、両親は、熊本~福岡ですが、私は住んだ事はありません。 住んでいる時間の長さからすれば、やはり神戸が故郷なのかも知れませんし、今や、神戸を離れる事は考えられません。
なぜ、こんな事を冒頭にしたか、と言いますと、これからお知らせする事について、皆さんにも考えて頂きたくて書きました。
何かと言いますと、ご存知の方も多いかも知れませんが、山口県の”祝島”と言う瀬戸内海に浮かぶ、500人ほどの人が住み、一周12kmほどハート型をした小さな島で起きている問題についてです。 こちらの住民のほとんどは農業と漁業で生活し、島民の7割は65歳以上の高齢者の方々です。また、この島の周りには、天然記念物でもある世界最小のクジラの「スナメリ」や「カンムリウミスズメ」、絶滅危惧種の「ナメクジウオ」などが生息し、貴重な生態系が残っている最後の場所なのだそうです。 その静かで穏やかな島と周りの海を埋め立てて、原子力発電所を建設しようという計画が1982年に持ち上がり、27年間もの間、もめている。 この事については、私も詳しくは知らなかったので、関連する記事などを後にリンクしますので、ご覧になって下さい。
ここで、私が何を思い考えたか?について、述べたいと思います。
冒頭にあります様に、私には故郷と言える場所が明確ではありませんが、この島の住民にとっては、恐らく全員が、この島が故郷なんです。その島や海の自然が、開発の名の下に壊されようとしているのです。また、単なる建物が建つのではなく、原発が建てられようとしているのです。 私は、原発の平和利用に関しては、反対ではありません。 しかし、故郷を汚され、破壊され、美しい自然を奪われる島民の方々の苦しさを思うと・・・。 先頃、本政権になってから公共事業の中止が相次いでいます。 無駄なのか?必要なのか?正直、判りません。 もし仮に、この島が、私の故郷だったら・・・私の両親の故郷だったら・・・と考えると、何とも神妙な気持ちになります。
是非、一緒に考えてみませんか?
参考サイト:「上関原発問題」 :「きっこのブログより」 9/16分(超有名ブロガーさん) :「きっこのブログより」 9/30分(同上)
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